レンタルサーバーの容量はどのくらいあればいい??転送量が重要?

サーバー容量は100GBあれば充分!

レンタルサーバーを選ぶ際、サーバー容量は必ず確認する項目の一つかと思います。

では実際にどのくらいの容量があれば充分と言えるのでしょうか。

ここで試算をしてみたいと思います。

想定人物
  • “個人ブロガー
  • 毎日記事を1つアップ
  • 1記事あたり3MBの写真を3枚程度を挿入
  • この場合、記事1つあたりの容量は約10MBとなります。
    10MBの記事を毎日アップ続けた場合の使用容量の試算がこちら。

    1年間で
    消費容量:300MB×12ヶ月=3.6GB
    画像枚数:約3600枚

    2年間で
    消費容量:300MB×12ヶ月×2年=7.2GB
    画像枚数:約7200枚

    5年間で
    消費容量:300MB×12ヶ月×5年=18GB
    画像枚数:約18000枚

    10年間で
    消費容量:300MB×12ヶ月×10年=36GB
    画像枚数:約36000枚

    10年間でも36GBにしかなりません。
    仮に10MBの記事を毎日3枚ずつ載せ続けたとしても4-5年でやっと50GBに達する計算です。

    各レンタルサーバープランの容量比較

    それでは、レンタルサーバーはどれくらいの容量が用意されているのかを見てみましょう。

     プラン容量月額
    ロリポップ!
    エコノミー20GB110円
    ライト160GB220円
    スタンダード200GB550円
    ハイスピード320GB550円
    エックスサーバー
    X10300GB990円
    X20400GB1980円
    X30500GB3960円
    さくらインターネットライト10GB131円
    スタンダード100GB524円
    プレミアム200GB1571円

    各社、月額が500円以下の格安プラン以外は100GB以上の容量が用意されています。

    先ほどの個人ブロガーの試算を当てはめると、100GBなら約27年間毎日記事をアップしてやっと容量を全部消費します。

    かなりの余裕があると言うことがわかったかと思います。
    個人サイトや個人ブログの場合100GB以上あれば充分ですね。

    その中で、コスパの面でいうと、ロリポップのハイスピードプランが優れているかなと思います。

    ロリポップは2020年に「爆速宣言」と題してサーバーの高速化と大容量化を行ったのですが、特にハイスピードについては、容量アップに加えて初期費用が無料に、さらに月額料金は36ヶ月契約をすることでスタンダードプランと同じ550円で利用可能です。

    このお得な料金設定はいつまで続くかわからないので、検討している方はチェックしてみて下さい。

    転送量は500GBあれば充分!

    次に転送量を見てみましょう。

    転送量とは、サイトにアクセスされたとき、サーバーからPCやスマホに送られる文字や画像などのデータ量のことです。

    これがサーバーの上限を超えてしまうと、サイトの表示速度が落ちてアクセスしずらくなったりする問題がおきます。「大量アクセスによりサーバーがダウンした」というのはこれが原因だったりします。

    サイトの表示速度が遅くなると、SEO的にも不利に働くと言われています。

    先述した「容量」が大きくても転送速度が遅いと快適なサイト運営はできません。

    ではどの程度の転送量があれば最適と言えるのでしょうか。

    転送量は、例えば1ページあたりのデータ量が3MBのサイトに一日で10000件のアクセスがあった場合、
    次のような計算式で求められます。

    3MB(ページのデータ量)×10000(1日のアクセス数)=30GB(転送量)
    (※1ページあたりの平均データ量は3MBと言われています)
    1日の転送量が30GBあれば1日1万アクセスまでは耐えれるということですね。

    各レンタルサーバープランの転送量比較

    それでは、レンタルサーバーはどれくらいの転送量を用意しているのかを見てみましょう。
    (ここ数年で各レンタルサーバー会社は大幅に転送量を増量している感じがします。)

     プラン容量転送量内部ストレージ月額
    ロリポップ!
    エコノミー20GB200GB/日SSD110円
    ライト160GB500GB/日SSD220円
    スタンダード200GB700GB/日SSD550円
    ハイスピード320GB900GB/日SSD550円
    エックスサーバー
    X10300GB900GB/日SSD990円
    X20400GB1200GB/日SSD1980円
    X30500GB1500GB/日SSD3960円
    さくらインターネットライト10GB200GB/日HDD131円
    スタンダード100GB700GB/日HDD524円
    プレミアム200GB800GB/日HDD1571円

    先程例に上げた転送量の場合で見ると、もはやどれでも申し分ない転送量です。

    SSDのほうが処理速度がはやい!

    「内部ストレージ」がHDDであるかSSDであるかも重要です。

    少し前まではHDDが主流でしたが、最近ではSSD搭載のレンタルサーバーも増えてきています。
    両者の違いについてですが、ざくりいうとSSDのほうが高性能で処理速度がはやいのでおすすめです。

    特にwordpressを利用する場合は、サイトがどうしても重くなりがちですのでSSDのプランを選んだほうがいいでしょう。

    上記の比較表をみると、さくらインターネット以外はSSDに対応していますね。

    コスパの面では、月額550円でハイパフォーマンスを用意しているロリポップのハイスピードプランが一番魅力的だと感じます。

    エックスサーバーのX10も月額1000円以下でこのスペックが使えるのはさすがエックスサーバーだなと思います。

    ロリポップ!でWordpressを使うならどのプランが最適かについても書いていますので良かったらご覧ください。

    まとめ

    以上、ロリポップ!、エックスサーバー、さくらインターネットの各プランのサーバーの容量、転送量の比較をさせていただきました。

    参考になれば幸いです。